自分の意志を明確に
正社員の人たちの不満は、残業が多く自分の時間が持てないというのが多いらしいが、だとすると、残業がない仕事選択が可能な派遣社員は、ある程度希望を通すことができる。
仕事を決定する前には、自分の希望について必ず伝えるようになっている。派遣会社は、派遣先の仕事内容や、残業については把握しているのが殆どなので、収入増加のために、残業が多めでも受ける事が可能だという事など、あらかじめ派遣会社に自分の意志を伝えておこう。
たまに「残業多め」というアバウトな表現があるので、なるべくなら具体的に数字を知っていた方があとでトラブルにならないので、確認とメモも取っておこう。
たとえば、仕事の内容についてはどうだろうか。
当初は、営業事務として働いていたのに、いつのまにか重要な会議に参加とか、接客などを求められるようになってしまう場合だ。
業務内容に入っていなかったそのようなケースは頻繁にあるようだ。受けたくなくても現場に入ったらそうはいかなかったり、結局は契約以外の仕事をさせられてしまう。
現場のニーズに合わせて、ある程度の臨機応変さは必要となるので、覚悟しておくことも必要かもしれない。
もしかしたら、引き受けた事による新しい発見があるかもしれない。
ただし、言われたままに何でも引き受けるというのではなく、本来与えられていた業務に集中したい人は、その旨を伝えておくという手段もある。
さて、派遣会社に登録したのに、希望の仕事紹介がなかなかもらえない時がある。
それは、仕事に見合ったスキルが自分にないと考えてみたらどうだろうか。
未経験の仕事に就くには、それなりの努力が必要である。
自分の希望の範囲を少しゆるめただけで、選択範囲が広がったり、事前に希望分野の資格・知識の習得をしておくなどである。
派遣会社の研修を受けたり、派遣会社にアピールするため積極的に連絡を取るなんていうのもいいかもしれない。
多少のスキルがあっても、100%満足のいく仕事に就くのはむずかしいから、未経験であったらなおさら、待っているだけでは時間の無駄である。
仕事を派遣会社から紹介してもらったが、ちょっと気に入らなかったり、気が進まないような時もある。
このような場合、もちろんお断りをするわけだが、断る理由について派遣会社に明確に伝えておこう。そうでなければ、また同じような仕事が紹介されてしまうからだ。
再度断ったりすると、いよいよ何の仕事も紹介されなくなってしまう恐れもある。
自分の仕事選びの「ものさし」を持ち自分の希望をしっかりと派遣会社に伝えておくべきである。
本当に親身になって、納得のいくベストな仕事を紹介してくれるかもしれない。詳細なことでも、気になることがあればいろいろ聞いて回答を得ておこう。
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